「政府の自殺総合対策会議(会長・塩崎官房長官)が、2016年までに自殺者の割合を20%下げる数値目標を盛り込んだ自殺総合対策大綱の素案を決定した。
 自殺者は現在、年間3万人を超えている。人口10万人あたりの自殺者数を示す自殺率は05年で
24・2となっており、素案では、これを16年までに20%減らす目標を掲げた。
 自殺の多くは、長時間労働の見直しなどで社会的要因を取り除いたり、うつ病などの精神疾患に適切な治療を施したりすることで防げると指摘した。そのうえで、<1>多重債務や失業の相談窓口の整備など、社会的支援体制の構築<2>うつ病の受診率向上など、精神医療体制の充実<3>かかりつけ医の精神疾患診断技術向上など、早期対応の中心となる人材の養成――など9項目の重点施策を列挙した。」
                                    ニュース記事より
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自殺対策は、遅すぎる感がありますが。

対策を立てたからと言って、すぐにデータで分かる効果は、ないと思われます。

目標達成には、時間がかかります。

でも、多くの自殺者を少しでも減らすために対策を取らなければ。

自殺を考える方(また、自殺した方)の多くが、うつ病を発症しています。

うつ病の受診率向上は、とっても大切。お薬をのみ、休息を取ることで改善します。

ただ、神経内科・精神科などを自ら受診する事は、少ない。

そうなるとかかりつけ医の精神疾患診断技術向上など、早期対応の中心となる人材の養成

とっても大切となります。高齢者のうつ病も「もう、年だから、こうゆう事もあるでしょう。」と

見なされることが多いですが、本当は、うつ病を発症していただけだったと。

とにかく、年間3万人以上の自殺者を少しでも減らし、

悲しみに暮れ、心のケアの必要な遺族を増やさない対策が、とても必要と思います。